院長のひとりごと
2019.03.24
ベトナムボランティアに行ってきました
倉敷の歯科、うじごう歯科医院の院長の宇治郷です。
今年も、恒例のベトナム歯科ボランティアに行ってきました。
今回は、非常勤歯科医師の小山先生と参加しました。
大阪、奈良、愛知のメンバーを含む総勢15名の精鋭部隊でホーチミンシティーへ行ってきました。
知らない人もいるかもしれないので我々の活動を簡単に説明します。
DNOWと呼ばれるNPO法人が岡山にあり、岡山大学歯学部卒業生を中心に約9年間、
ベトナム、フィリピンを中心に恵まれない子供たちを対象に歯科ボランティアを行っています。
私は、その理事で、毎年1~2回活動に参加しています。
もちろん、私たちだけで活動が出来るわけではなく、現地のボランティアの方にも参加してもらっています。
内容はというと、歯科検診、フッ素塗布、そして必要な子供には歯科治療を行います。
皆さんが想像する以上に、まだまだベトナムの子供たちの口腔環境は劣悪です。
手を付けられない子供たちも多数います。
一方、虫歯のない子供たちも少しづつではありますが増えてきました。
皆さんイメージわきますか。
ボランティアでは、日本のような設備はありません。あるものを使って、出来ることをするのが、原則です。
診療台などあるわけもなく、机の上にクロスをかけただけのものです。
日本から持って行った訪問診療用の簡単な器械を使って歯の治療をします。
我々の活動が、どれほどの意味あるものかは分かりませんが、
「やれることを精一杯やる」を合言葉に頑張っています。
しかし、我々が治療よりも特に重要視していることを紹介します。
それは、ヘルスプロモーションという予防啓発活動のことです。
1本や2本の虫歯を治すよりも、虫歯にならない口腔内環境を作ることが大切だと思います。
日本とベトナムでは、生活習慣が違うため、日本と同じ方法でいいわけではありません。
その国に合った形で、予防方法を考えないとうまくいきません。
一生懸命、歯ブラシをする子供たちの姿に癒されます。
皆さんの中で、参加してみたくなった方はいませんか。
歯科医療従事者でなくても参加は可能なんですよ。
参加希望の方がおられましたら、是非連絡ください。
追伸 以前報告させてもらったヘルパー2級の研修は、順調に進んでいます。
16回の内、7回が終了しました。明日から実習も開始です。
想像以上にハードですが、得るものも多く楽しく受講しています。
また、終了したら報告します。