倉敷市にある歯科医院

倉敷市の歯科 うじごう歯科医院 ■診療時間
 平日 9:00-12:30、2:30-7:00
 土曜 9:00-12:30、2:30-5:00
■休診日
 日曜日、祝日




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うじ号新聞


 うじごう歯科医院
 〒710-0016
 岡山県倉敷市中庄414

 TEL 086-463-6500
 
 
院長のひとり言 



           長くて後味の悪い一日
  

H18.3.26
 こんにちは。院長の宇治郷です。

 今日は、月に一回の矯正の勉強会の日でした。朝早くから、夕方まで普通は、ほとんど休みなしで、講義と、実習をしていきます。何か、学生時代に戻ったような懐かしさと、緊張感があり、とても疲れるのですが、心地よい疲れなのです。
 しかし、今日は午前中で勉強会は終わり
その後,、社会保険の講習会に行ってきました。皆さんには、あまり馴染みがないと思いますが、何年かに一度、歯科治療に関する保険のルールが変わり、医療費に対する点数が変わっていくのです。その講習会が、岡山県全体の歯科関係者を集めて、今日岡山で開かれました。

 今回の
医療保険の改正は、皆さんご存知ないかもしれませんが、小泉改革の目玉の一つでした。郵政民営化や、年金改革、そして公務員の定数削減と色々な改革がこの数年行われました。これらの改革をニュースや新聞報道で見ていたときは、どんどん改革していくことに賛成の私でした。しかし、他人事ではなく、自分に関係する医療制度にも、その影響がとうとう現れてきました。今までにも、何度もこういった保険改正は、経験しましたが、今回の改正の内容はすさまじいものでした。

 皆さんは、2〜3年前に橋本前首相が日本歯科医師連盟という我々歯医者が所属する政治団体から一億円の賄賂を受け取って、歯科医師会の便宜を図ったという報道を覚えていますか。その時、関係あったのかどうか分かりませんが、歯科の初診料が1800円から2700円に上がりました。しかし、今回の改正では、その初診料がもとの1800円に戻ってしまいました。これについて、特に文句を言う気はありませんが、今回は我々歯科医師にとっては、かなり屈辱的な内容の改正でした。


 
一つ目は、指導料というものに対する評価です。


 医療費の中には、処置や検査に対するものばかりではなく、患者さんに色々な病気の予防法を指導したり、治療する際の注意事項やポイントを指導することに対して、指導料というものが評価されていました。

 そして、
それは我々医療従事者と患者さんとの信頼関係の上に成り立つものとして、評価されていました。しかし、今回の改訂では、すべてその指導内容は口頭のみではなく、必ず文章提供すること、そしてその控えを取り、カルテに貼り付けて証拠として残しておくことが義務付けられました。また、ある指導料は、患者さんの承諾を得て、それも患者さんの自筆によるサインによる了承をもらって初めて算定しても構わないというようなものまで登場しました。

 一般の社会では、そんなことは当たり前なのかもしれません。しかし、信頼関係の上に成り立つと思える医療の現場で、本当にこれが普通なのでしょうか?私は、とても不思議な気がします。我々医療従事者も襟を正して、患者さんと真摯な態度で接することは当然です。また、患者さんにしっかりとした情報提供をすることも当然です。しかし、今回のように 
  
「あなた達は今まで、きちっとしてこなかったですね。これからは、義務ですから」
 
と、言っているかのような内容については、少し怒りさえ覚えるものでした。


 
二つ目は、予防医学に対する国の考え方です


 当院では、治療中心の歯科治療から予防中心の歯科治療への転換をはかり、虫歯の危険性の高い患者さんや歯周病に罹患している患者さんに対して、1〜2ヶ月に一回の割合でメインテナンスというケアーを行ってきました。数年前の保険改正でそういった予防的なケアーに対して、評価され、保険点数が認められました。
今後は疾病予防に重点が置かれることと、私は確信していました。しかし、突然今回の改正で、その点数が廃止されました。
 国が医療費を抑制したいのは、よく分かります。国の財源が、パンクしかけていることも良く分かります。しかし、治療のための医療費を抑えるのならともかく、予防のための医療費を抑えるのは、どういうつもりなのでしょうか?

数年前に打ち出したばかりの方針を変えてしまうのはどういった訳でしょうか?

本当に歯科の実情を、分かって、改正しているのでしょうか?

本当に国民のためを考えているのでしょうか?

今後歯科医療は、どこへ向かうのでしょうか?

我々は、どういう歯科医院作りをしていけばよいのでしょうか?

我々は、患者さんに何を提供していけばよいのでしょうか?

 色々な疑問と、複雑な想いが入り乱れた一日でした。少しじっくりと時間をかけて考えてみたいと思います。


       長い一日に疲れた  宇治郷 好彦


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