倉敷市にある歯科医院

■診療時間
 平日 9:00-12:30、2:30-7:00
 土曜 9:00-12:30、2:30-5:00
■休診日
 日曜日、祝日




⇒院長の独り言バックナンバー

⇒スタッフの独り言バックナンバ

⇒TOPICSバックナンバー
うじ号新聞


 うじごう歯科医院
 〒710-0016
 岡山県倉敷市中庄414

 TEL 086-463-6500
 
                                    

院長のひとり言 

    ボランティアに参加! in ベトナム(続編)
   

平成23年9月27日

こんにちは。院長の宇治郷です。

ボランティア初日の様子は、すでに紹介しましたので、

2日目の治療の内容を紹介します。


健診結果は、予想通りかなり悪い物でした。

最初検診した、10歳から14歳ぐらいの子供たちは、永久歯にほとんど

生え変わっていた為、虫歯は少なく、比較的問題はなさそうでした。

それでも中には、6歳臼歯に大きな穴が開き、

手を出せない状況の子供達も認められました。


しかし、低年齢児になると状況は一変し、

乳歯の奥歯はほとんど虫歯という子供たちが多数いました。

家庭環境や社会環境に大きな問題があることは、一目瞭然でした。

考えてみれば、だからこそ我々歯科ボランティアの存在意味が

あるのですよね。驚いている暇などありません。



治療は、保存不可能な歯の抜歯チームと

保存可能な歯の治療チームに分かれました。


前日、約60名の子供たちに治療勧告をしていましたが、

実際に来院した子は、半数ぐらいでした。

抜歯が怖くて来れなかった子供や、治療の必要性を感じなかった

子供達が多かったのだと思います。

時間不足やコミュニケーションの問題から、十分な状況説明や

治療の重要性を伝えきれなかったことが反省材料です。


私と当院衛生士の山田は、治療チームとなりました。

プラスティクのテーブルを連ね、固定した上に、ビニールシートを引いて、

診療台が完成しました。その横に、訪問診療用のポータブルユニットを

設置し、補助テーブルを置いたら、準備完了です。

   

       


私が行う治療は、何とか残していきたい歯の充填処置です。

十分な機材や道具もないため、出来るだけ手作業で虫歯の部分を

除去していきます。


虫歯を完全に除去できたときは、レジンと呼ばれる白くて固い材料で治療。


虫歯を完全に除去できなかったときは、フッ素を含み虫歯抑制効果がある

グラスアイオノマーセメントで充填。


虫歯除去中に神経がのぞいた場合は、残念ながら放置しました。


一度きりで、治療後にトラブルを出さない治療が必要とされます。


日本のように、色々な機械や道具がそろっており、

ありとあらゆる材料を自由に使えるわけではありません。

歯科ボランティア治療の難しさを感じた瞬間でした。
  

       


治療は、予想していたより早く進み(子供たちがあまり来なかったため)、

約3時間でこの日の予定を終了しました。

感染予防の観点から、長袖のエプロン、防止、マスクをつけての診療となり、

この日も汗だくとなりました。
  
             


抜歯チームでは、岡大歯学部の大学院生の後藤先生が、

慣れない抜歯に悪戦苦闘しながらも、大活躍でした。

大変充実した時間と、心地よい疲労感を経験しました。


こうして、我々の二日間にわたるボランティア活動は終了しました。

正直、私の歯科ボランティアに対するイメージは、

あまり良いものではありませんでした。

参加した人の話を聞くと、一度で処置を終わらせる必要から、

ほとんどの処置が抜歯だという事を聞いていたからです。

抜歯が全て悪いというわけではありませんが、

数年に一度、一本の歯を抜いてもらったとしても、

それがベトナムの子供達の健康にとって、

どれほどの意味があるのでしょうか。

3以上の虫歯は、放置か抜歯という治療方針は、

我々歯科医師にとっては、何とも辛いことです。

本当に必要なのは、集団を対象にした予防教育だと思います。


DNOWの活動の目的を聞き、今までの私がイメージしていた

ボランティア活動とは少し違っている気がしたことが、

今回の参加の決め手となりました。

抜歯以外に充填や、紙芝居等による予防活動、

口腔内写真撮影やカルテ作成によるデーター管理、

見えないところで大変な努力をされているのには驚きました。


まだまだ、資金、人手、設備、時間の不足、

我々のボランティアスタッフの経験や技術不足、

日本人とベトナム人との国民性や考え方の違い、

現地スタッフの協力度の不足等、課題は山積みのようです。

しかし、現地の子供達の為に何かしたいという気持ちが、

強く感じられました。

ボランティア活動を終えるにあたり、

「また来たい」という気持ちになりました。

これも、代表の中條先生をはじめ、高柴先生、またDNOWを

支える多くのスタッフの方の努力によるものだと思います。

今後も微力ながら、出来る範囲で活動に参加させて頂こうと

思います。



  ベトナムボランティアを終えて、今こう考えている  宇治郷好彦






倉敷の歯科なら うじごう歯科医院

〒710-0016 岡山県倉敷市中庄414
倉敷市立北中学校近くの旧2号線(国道429号線)沿い
TEL 086-463-6500