倉敷市にある歯科医院

倉敷市の歯科 うじごう歯科医院 ■診療時間
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うじ号新聞


 うじごう歯科医院
 〒710-0016
 岡山県倉敷市中庄414

 TEL 086-463-6500
 
                                     

院長のひとり言 



   衛生士の仕事とは?

   

平成22年5月31日

こんにちは。院長の宇治郷です。

皆さんは、歯科衛生士という職業を知っていますよね。

もちろん私は、良く知っています。

歯科医院には、無くてはならない職業ですよね。

なら、歯科衛生士という資格を取るのには、何年かかるのでしょうか?

これがわかる人は、かなりの通です。

現在では、看護師さんと同じ3年になりました。

実は、今年卒業した学生さんの中には、

3年制と2年制の二種類の人がいるのです。

しかし、来年卒業の学生からは、全て3年制の学生です。


この衛生士という仕事は、どんなものなのでしょうか。

ひと昔前は、歯科医師のアシスタントとして、

診療の補助や介助をするだけでした。

しかし、今では自らが考え、患者さんの健康管理のために、

積極的に関与するようになりました。

(もちろん、すべての歯医者においてではないですが・・・)

しかし、この重要な役割を果たす歯科衛生士が、圧倒的に不足してます。

現在、当院では、パートスタッフを含めて6名の歯科衛生士がいます。

何とか、当院では必要なスタッフを確保していますが、業界全体で見ると、

一医院あたり、歯科衛生士数は1〜2名というのが平均です。

歯科衛生士のいない医院も、3割ぐらいあるようです。


現在この就職難の時代に、岡山県では、歯科衛生士学生一人に対して、

求人数は7〜8医院という何とも恐ろしい状況なのです。

学生にとっては、嬉しい悲鳴です。

そしてその結果、歯科医院側は、求人しても求人しても、

全く採用が出来ないというような状況です。


なんでこんなことになっているのでしょうか?


・学生数の絶対的な不足

・勤務時間が長くて休みが少ない等の労働条件への不満

・仕事に対してのやりがいの無さ

・想像以上に仕事がきつい



たぶん、色々と理由はあるかと思います。

しかし、一番の問題は、結婚や出産を機にほとんどの人が

仕事を止めてしまうことなのです。

折角資格をとり、経験を積んだ人たちが、どんどん離れていく歯科業界は

どうなっているのでしょうか。


問題は、衛生士だけではありません。

歯科医師においても、なり手がいなくなってきています。

私立の歯学部では、今年12の大学が入学者の定員割れとなりました。

今年の歯科医師国家試験の合格率は、約69%まで落ち込みました。

6年間も苦労して卒業しても、国家試験に通らない。

何とも理不尽な時代です。

どんどん希望者が減っているようです。

年収300万以下のワーキングプアーな歯科医師という記事を

最近よく目にします。


恐ろしい時代の到来です。

しかし、こんなことを憂いてばかりいても、しょうがありません。

なんとか自分達の力で解決しなくてはなりません。


岡山県歯科医師会では、今までになかった画期的なプロジェクトを

立ち上げました。

その名も、「眠れる歯科衛生士サポートプロジェクト」です。


         



結婚、出産を機に歯科衛生士という仕事から離れていた人たちに、

こんな案内文を送りました。

なんとこの呼びかけに応えて、復帰してみようかと思った人達に、

現場復帰のためのセミナーを開催したのです。

集まった人、約110名。

もちろん皆が、復帰するつもりがあるかどうかは、わかりません。

しかし、少なくともこの人たちは、今でも少しは、歯科界への未練や、

衛生士という仕事への想いがあるのだと感じました。


リーマンショックに始まる不景気で、ご主人の仕事のリストラや、

賃金カット、子供の学費や家計費の上昇による生活苦、

色々と事情はあると思います。

しかし、理由はともかく、この人たちが、我々の歯科医院に

還って来てくれれば大変嬉しい事です。


彼女達をサポートし、再教育する為の勉強会に、先日、

講師として行って来ました。

授業態度もすばらしく、居眠りをする人はまったくいません。

本当に真剣に取り組んでいました。

いよいよ、彼女達の就職の斡旋業務が6月に入ると始まるそうです。

一体、何人の歯科衛生士さんが現場に戻ってきてくれるのでしょうか。

とても楽しみであると同時に、少し不安な気もします。


人の集まらない業界に未来は、無いと思います。

手をこまねいているだけでは、まったく状況は変わりません。

我々一人ひとりが、出来る限りの努力をして、

働きやすい環境整備をしていくことが重要だと思います。


「若い衛生士を育てる」ことは、もちろん重要です。

しかし、同時に、「スタッフがより長く勤められる環境づくり」も、

我々に課せられた課題だと思います。

明日の歯科界のために、色々と努力していきたいと思います。





 歯科衛生士不足を心配する  宇治郷 好彦






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