第21回テーマ

~セカンドカウンセリング~


 
昨年の夏以降に、当院を受診した患者さんに対して、「セカンドカウンセリング」という診療システムが新しくが導入されました。

 セカンドカウンセリングとは、1回目の来院時に撮ったお口の写真やレントゲン、検査結果を踏まえ、現在の虫歯や歯周病、今の患者さんのお口の現状を伝え、
これからの治療の流れをお話しする時間です。

 そもそも、なぜ今回、セカンドカウンセリングを導入したかというと、治療する事も大切ですが、治療はあくまで補修工事にすぎません。
本当に、健康な口を維持するには、まずは自分の今の状態や今後の危険性を
知った上で、一緒に対策を考えていく必要があると考えるからです。

 これに伴い、初診時から診療終了までの流れが少し変わりました。

 1回目

   初診カウンセリング
      ↓
   レントゲン・検査
      ↓
   口腔内写真
      ↓
   応急処置
 
  2回目

   セカンドカウンセリング
      ↓
   治療計画の提案と同意
      ↓
   治療開始




セカンドカウンセリングの流れ





 [歯の健康手帳]
初診時の検査結果をこのように
歯の健康手帳にまとめて、
これに沿って説明をしていきます。

歯の健康手帳とは、今のお口の中の状態を絵で表した、「ムシ歯診断書」、
1回目の受診時に撮った「お口の
写真」、「レントゲン」などが入って
いて、これを見るとご自分のお口の
中が一目でわかるようになって
います。
     ↓
将来歯を失ってしまう原因は、
もしかしたら、すでにお口の中に
あるのかもしれません!!
   ↓
自分の口の中に歯が何本あるか
知っていますか?
まずは、ご自分の歯が何本残っていて
何本虫歯になっているのか、
一緒に確認していきます。
   ↓
虫歯はどのように進行していき、
今、どの段階なのかを説明しますが、
今まで虫歯の治療をしてきた歯は、
リスクを負っている事を皆さん、
ご存知でしょうか?
   ↓
次に、歯周病の説明です。
歯周病を進行させてしまう原因は
何なのか、また、歯周病はどんな
病気で、どう進行していくのかを
詳しくお伝えします。
   ↓
最後に、大切な歯を守っていく為の
大切なポイントのおさらいです。

虫歯や歯周病を進行させないように
予防するのも大切ですが、治療が
必要になった時は、幅広い選択肢からベストと思える方法を選択することも
必要と考えます。
      
保険診療と保険外診療の違い
●治療の方法や使用できる材料に
  制限がある
●幅広い治療方法、材料を選択
 することが可能


矯正治療やホワイトニングなどの
審美的治療も可能
患者さん自身によりよい治療法を選択してもらうため、保険治療と保険外治療には、
どのようなものがあるか、どんな違いが
あるかを説明します。
     
   ↓
   ↓
  ドクターからの治療方針の提案
   ↓    
   治療開始

このような流れで、患者さんに今のお口の中の状態を説明していきます。
同時に、虫歯や歯周病についての簡単なお話もさせて頂いています。


また、今回、このセカンドカウンセリングをよりよいものにするために、
実際患者さんがどう感じているのか、アンケート調査を行いました。

実際に H23年2月7日~28日の間にセカンドカウンセリングを
受けた方、11名に感想を伺ってみました。

Q、患者さんのお口の中を絵にしたものや、お口の写真、レントゲンなどを
まとめた、[歯の健康手帳]はどうでしたか?


   必要       7人
   必要なし     3人
   無回答      1人
 
  ・今後に役立つと思う
  ・初めてだったので、わかりやすい

Q、ご自分のお口の中の説明を受けて良かったと思いますか?

   大変よかった       10人
   まあまあよかった      1人

  ・状態が良く理解できた

Q、このようなセカンドカウンセリングは必要と思いますか?

   必要        10人
   必要ない      1人
 
  ・ 他の歯科では今までこのような説明はされたことがなく、
    説明されることで治療に対する意欲と意識が高まると思う
  ・ 今まで理解せず治療してきて、自分で予防しようとする努力に欠けていたことに
    気づいた
  ・ 今度の歯の保持に役立つと思う
  ・ 知らないことが多かったので勉強になった
  ・ 治療が終わっても、メンテナンスが必要だから必要だと思う
  ・ ちょっと長いけど、少しずつ知識を増やせるから必要だと思う
  ・ 歯を大切にしようと考えることができる

Q自分のお口に関して考え方は変わりましたか?

  ・ 変わった。きれいな状態を保ちたいと思った
  ・ 疑問に思っていたことが解決できた
  ・ もう少し自分の歯の状態を知って向きあわなければいけないと思った
  ・ あまり変化はないが、役に立ったと思う
  ・ 変わった。あまり考えたことがなかったので知れてよかった
  ・ 今から必要なので、その都度考えていきたい
  ・ 歯磨きの大切さがわかった




やはり、なかなか自分のお口の中を知る機会というのは、少ないもので、
このカウンセリングをきっかけに、
初めて自分のお口の中を詳しく知った方も多いみたいです。

今まで、その場限りの治療をされてきた方も、
このセカンドカウンセリングをきっかけに
自分の歯に対する意識が変わったようです。
いくら私たちが力説して、確実な処置を行ったとしても、
その方自身の「自分の歯を大切にしたい!長く自分の歯を使いたい!」
という強い気持ちと、
それに伴う行動がないと、
一生自分の歯でお食事することはできないと思います。

大切な歯を守っていくのは患者さん自身で、
私たちは、それをサポートするにすぎません。

今まで自分の歯に対して、真剣に考えたことがなかった方にも、
このセカンドカウンセリングをきっかけに
ご自分のお口の状態を知って頂き、
歯を長く大切に使って頂たいと思います。

今回、アンケートにご協力頂いた方、ありがとうございます。
                                       スタッフ一同
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